POLA TALKER'S TABLE(ポーラ トーカーズ テーブル)
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POLA TALKER’S MUSEUM

開催されたPOLA TALKER’S MUSEUMの内容をご覧いただけます。

POLA TALKER’S MUSEUM REPORT

11/24(fri)

野菜をデザインする -提案する農業-

Speaker 武井 敏信さん

二子玉川の蔦屋家電を会場に開催中の『POLA TALKER'S MUSEUM』。今回はベジタブルエバンジェリストであり、ベジタブルデザイナーの武井敏信さんが登場です。千葉県松戸市の農家の家に生まれた武井さんは、子ども心に農業は恥ずかしい仕事だと感じ、頑なに拒んできたとか。専門学校卒業後は建設会社に就職。その後、自動車販売業者に転職。在籍した11年間で計1,200台の車を販売し、店長兼営業として顧客管理を学びます。けれど結局、営業という仕事に疲れた武井さんは退職してしまいます。次にやりたいことを見つけようと思っていたものの何も見つからぬまま時は流れ、あれほど拒んでいた農業を始めることになったとか。

農業を始めるとき、まず武井さんが手に取ったのは農業に失敗した人たちの体験談が書かれた本。「その本を読み、失敗談として書かれていることは全部しないようにしました。そしてその本からヒントを得て、一般的な農家が100円で売る野菜を300円で売ろうと決め、“日本にはあまり流通していない野菜”“1回種をまいたらしばらく収穫できる野菜”“収穫は切るだけ”というコンセプトで野菜の販売をスタートしたんです」
すると、希少価値があり高く売れる野菜が飲食店のシェフの目に留まります。現在では農産物の95%が飲食店へ、残り5%を新宿伊勢丹とタケイファームのオンラインショップを通じ、一般の方に提供しているそうです。

他にも、武井さんには“営業はしない”というポリシーがあります。営業をしないかわりに、ブログで情報を発信し続けているとか。
「ブログ開設から8年くらいは1日も欠かさず更新し、おいしい新鮮野菜の選び方、野菜の効能、レシピといった内容に特化した情報を発信しました」。これが功を奏し、関心を寄せた多くの人からアクセスが増え、今では134万アクセス数を超える人気サイトに。

「人それぞれ好みは違いますから、みんなが美味しいと思う野菜をつくるのは難しいです。けれど、みんなが“美味しそう”と思うように見せることはできます。例えば、“伊勢丹でしか販売していない野菜”“ミシュランシェフが使用している野菜”という付加価値が付くと、それを聞いた人は不思議と『食べたことはないけれど、きっと美味しいんだろうな』というイメージを持ってくれます」。これぞまさに、武井流のブランディング術!

イベントの中盤には、タケイファームで栽培している“ナスタチウム”“オゼイユ”“オイスターリーフ”“ナスタチウムの蕾”の4野菜の試食が行われ、アクセントのある味覚に参加者から感嘆の声が上がりました。

「振り返れば、農業に就くまでの仕事は、全部農業に活かすことができました。未来のことは誰にもわかりません。けれどこれまでやってきたことは必ず未来に繋がってきています。同時に、行く先々で人との縁にも恵まれ、次から次に素敵な出会いの連鎖が起きました。だから一度やったら続けること。それが大事だと思います」

speaker

武井 敏信さん

子どものころ、一番やりたくなかった「農業」という職業に就いて17年目。今まで350種類を超える野菜を栽培し、年間栽培する野菜は140種類以上。農業の奥深さに惚れ込み、「野菜創りに終わりはない」という思いのもと、おいしい「品種」にこだわって農業を経営している。「ひとつの野菜でさえも、人の人生を変える力を持っている」ことを多くの人に伝える、ベジタブルエバンジェリストであり、ベジタブルデザイナー。
2014年3月  一般社団法人野菜プラネット協会理事就任。
2017年11月 京都府和束町 茶源郷和束PR大使。

【紹介メディア】
NHK「首都圏ネットワーク」「こんにちはいっと6けん」、日本テレビ「ぶらり途中下車の旅」「NEWS ZERO」、テレビ朝日「ウチゴハン」「モーニングバード」、フジテレビ「SMAP×SMAP」、千葉テレビ「熱血 BO-SO TV」他・「日本経済新聞」「日本農業新聞」他、「家庭画報」、「家庭画報別冊 菜園ガーデニング」「やさい畑」、「AneCan」、「美STORY」、「散歩の達人」、「eclat(エクラ)」「ベランダで実る 野菜をつくろう!」「婦人画報」、「タキイ種苗 はなとやさい」他・TOKYO FM「Honda Smile Mission」。

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