POLA TALKER'S TABLE(ポーラ トーカーズ テーブル)
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POLA TALKER’S MUSEUM

開催されたPOLA TALKER’S MUSEUMの内容をご覧いただけます。

POLA TALKER’S MUSEUM REPORT

11/25(sat)

キレイに撮られるコツ-少し意識するだけで写真の印象は大きく変わる-

Speaker 皆上 貴宏さん

「つながる」をテーマに、二子玉川の蔦屋家電で開催中の『POLA TALKER'S MUSEUM』。今回はフォトグラファーの皆上貴宏さんが登壇しました。
本場でファッションを学びたいと思ったことがきっかけで、高校卒業後イタリアへ渡った皆上さん。インターナショナル学科で学びますが、何国語も話すクラスメイトに刺激を受けたこと、自身がバイヤー志望だったこともあり、2002年にイタリアからアメリカへ。

「アメリカではマーケティングや、ブランディングを学びました。学生として勉強しながら、インターン生として企業で働けたことも大きな財産になりました」。
インターン時代に任されたのは、トレンドリサーチ、店舗リサーチなど、ライフスタイル全般の調査だったとか。
「ファッションショーでは資料として写真を撮るのですが、モデルさんは歩くのが早く、お手頃なデジカメではその姿を捉えることができませんでした。そこで、ちゃんと撮影するにはどうしたらいいかを追求していく内に、写真に興味を持つようになって。もしいまの時代に生まれていたら、iPhoneで簡単にちゃんと撮影できるので、僕は写真家にはなっていなかったかもしれない(苦笑)」。
以来、学校、インターン、カメラの夜間学校と3足のわらじを履く生活をスタート。写真の技術が向上していったそうです。
「気がつけば、反応も評価も早い写真の世界にのめり込んでいました」。
2008年に日本に戻り、スタジオに勤務後、写真家として独立されたそうです。

そんな皆上さんに転機が訪れたのは、東日本大震災のとき。「茨城に行き、被災地のリアルな生活を取材したんです。そこではじめてファッションとはまったく関係ない世界、“記録する”という分野に触れました。そこでは、普段なら写真を嫌がりそうな漁師さんが『いまの状況を伝えられるなら』と出演を快諾してくれました。ヘアメイクも衣装もない。本当のリアルに、茨城で触れることが経験できました」。そこで暮らす人々の写真を撮りながら、皆方さんは「仕事を失ってしまった人に“笑って”とは言えない。どうすれば、いい写真が撮れるか?」を考えるようになったそうです。そこで会話をしながら撮影してみたりと、さまざまなアプローチを試みたそうです。

皆方さんは「日本人はそもそも自己表現が苦手で、写真も苦手という方も多いですよね。ですが、キレイに撮られるためにはコツがあります」と参加者に語りかけます。実際に参加者全員、写真撮影の体験を通して、キレイに撮られるコツを学ぶことに。まずは女性の参加者から。
「体を少し斜めにすると、体のラインだけでなく顔のラインもシャープに見えます。自分で思っているよりあごを引いた方が、ラインが隠れてシャープに見ますよ」という貴重なアドバイス。また家族で参加された方には「密着するくらいに近づくと家族感が出る」というアドバイスも。アドバイス前後で印象が大きく異なる写真を前に、会場からは驚きの声が何度もあがりました。後日、メールで写真をもらえるというアナウンスに、誰もが笑顔に包まれていました。フォトジェニックに撮られる方法を学び、いい日曜日となりました!

speaker

皆上 貴宏さん

1980年生まれ。
1999年に渡伊し、2000年に、ミラノのファッション、アート&デザイン学校、Instituto Marangoni, Design Moda学科を卒業。その後2002年に渡米し、2006年にFashionInstitute of Technology,Fashion Merchandise Management学科を卒業。
2007年よりInternational Center of Photography, Continuous Educationにて写真の基礎を学び、2008年より有明ABCスタジオ勤務、2011年よりフリーランスとして活動開始。
2012年には、写真集 THE DAY&AFTERを発行し、現在、広告、カタログを中心に人物、プロダクト、フードなどを多ジャンルの撮影を行なっている。

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